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会長あいさつ

チーム医療で支えるお産

第5回ALSO学術集会を2019年10月13日(日)に奈良春日野国際フォーラムにて開催いたします。

Advanced Life Support in Obstetrics(ALSO)とは、医師をはじめ助産師やその他の医療プロバイダーが、周産期救急に効果的に対処できる知識や能力を発展・維持するための教育コースです、ALSOコースは世界的に普及活動が行われており、2009年現在までに、50ヵ国以上でプロバイダーコースが開催され、10万人以上がALSOコースを完了しました。日本では2000年から活動が行われています。ALSOでは教育コースの開催以外に2015年からは毎年学術集会を開いています。研究テーマはシミュレーション教育、チーム医療、安全な分娩、地域での分娩などです。

近年分娩施設の集約化が進み都会では高機能を有する分娩施設が誕生していますが、一方地域では分娩施設が減少しつつあり、地域での分娩が困難になりつつあります。今回のALSO学術集会では、第4回学術集会に引き続き、地域での分娩を維持するためになすべきことを議論したいと思います。今後地域のお産を安全に維持して行くためには、医師、助産師その他医療従事者がチームとして協力することが必要かつ重要と考えます。チーム医療をすすめることにより地域での分娩をどう維持、発展させて行けるかをテーマに取り上げました。

特別講演として東京大学 康永秀生教授に DPCのビッグデータから現在の産科医療を俯瞰して問題提起していただきます。

シンポジウムで、地域でも分娩を安全に行うためのチーム医療の重要性を議論します。チーム医療のパフォーマンスを高めるためには、異なった職種が互いにコミュニケーションをとれることが必要であり、そのためエビデンスに基づいた共通言語が必要です。シンポジウム①として<エビデンスに基づいた分娩サポート>を取り上げます。地域の分娩をサポートするには、産科医師だけでなく助産師、家庭医や看護師、救急部門との連携が必要と考えます。そのためにシンポジウム②では<助産師主導の分娩、院内助産について>の議論を進めたいと思います。

一般演題は地域での分娩に関すること、助産師の役割を考えること、他の職種からのチーム医療としての協力などについて、研究、症例報告、レビュー、その他を広く募集します。関連職種の皆様が多く参加され、今後の地域での安全なお産を守るための方法を議論できることを期待しています。

生駒市立病院総長 今村 正敏

第5回ALSO学術集会会長
生駒市立病院総長
今村 正敏